料理の四面体を読んだ
- 作者: 玉村豊男
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/02
- メディア: 文庫
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確かあんちぽさんのブログで紹介されていて気になったので買った。
著者の軽快な言い回しでアルジェリアの羊肉シチューは豚のしょうが焼きに変わり、英国式ローストビーフは鯵の干物へと変わる。
美食家の著者は世界を旅して様々な料理を食してきて気付いたのは料理には原理があるということで、それさえ分かってしまえば素材の工夫で無数の料理を作れるということだった。
卵で作る 100 の料理だとか、鶏料理で 365 日なんてものは知らなくてもいい。
料理の原理、すなわち料理の四面体さえ分かれば毎日の献立に悩まくても好きな料理を作ることが出来る。
ということを説明している本。
ひとつの料理からいくつもの料理に繋がっていくのはなんだかパズルを解いているようだった。
こうやって論理立てて料理方法を解説してる本は多くなさそう。面白かった。
ちなみに著者が提言している料理の四面体はこちら。
サラダの果て、はじまりの料理/新入生のための一人飯ハック 読書猿Classic: between / beyond readers より