「デフレ化するセックス」を読んだ
- 作者: 中村淳彦
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: 新書
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こういう類の話は興味があって時々読む。
タイトルのとおり風俗、AVなどの性産業で価格暴落が起きていて、そこを突っ込んでいく話。フェミニストの方々は激怒する内容しかないので読まないほうが良いと思う。
性産業の価格が下がっていることには様々な理由があるわけだが、大きく分けるとネットの普及、経済の低迷、規制の強化あたりかな。
ネット普及による影響というのはめちゃくちゃでかい。ちょろっと検索掛けるだけで女性の裸などすぐ見れる。事実上無法地帯だから俺が子供の頃なんかよりずっと簡単にAVが見れるし、そういったコンテンツに困ることがない。むしろありふれすぎている。その結果起きるのがセックスのカジュアル化というやつで、ネットの普及とともに女性の裸の価値がどんどん下がっていった。一昔前まではお金に困っていたりなど相当な理由がない限りAVや風俗に手を出す人はいなかったが、今になると数え切れないほどの女性がAVや風俗に手を出している。カジュアル化によってセックスの敷居が下がり、興味があるとかちょっとした小遣いが欲しいなどの理由でAVに出演するケースが増えてきている。そういう人たちは自分が出演したAV映像が後世にずっと残るというところまで思慮が及んでいない場合も多く、これもネットの普及による意識の変化だと言われている。また、AVや風俗に手を出す女性が増えていることで売り手市場だった業界が買い手市場となっている。そうすると体を売って得られる金銭も減る。大金を稼げる女性がほんの一握りになっていき、段々と容姿端麗でスタイルも良く高学歴という女性が市場で好まれるようになっていった。ヒエラルキーの完成だ。そうなると本来、貧困で最後の手段として体を売っていた層にお金が回らなくなっていく。本の中では具体的な数字が出ているが 80 ~ 90 年代が全盛期として 00 年代からはおよそ 1/6 程度のお金しか得られなくなっている。平均的な容姿、学歴であったとしたら普通に正社員として働いたほうが給料は良い。その上、後ろめたい気持ちになることもない。しかしそれでは借金を返すことなど到底かなわない…という悲惨な状況が書かれている。
そういった感じで性産業の現状が淡々と述べられているわけだが、買い手側のいかれた人間や、この人この先どうするんだ…というような女性もいくらか出てきて現実離れした話も多い。この本に書かれていることが本当かどうか微妙だという面もあって眉唾で読むものだとは思う。
こういう世界があることを知ったところで俺が何か出来るわけではないし、出来ることといえば xvideos ばかり見ていてはいかんということくらいだ。行き着くのは社会システムの不条理というかそういうところになっていくのかね。
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイドを読んだ
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド
- 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,林晋一郎,小西秀和,佐藤瞬
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: 大型本
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AWS の主要サービスの概要や操作方法説明からセキュリティ、サービス運用のノウハウ、サポートまで幅広い内容を扱っている本。
すでに AWS を利用している人にとって前半部分はわりと退屈かもしれない。なんとなく使ってた設定とかを正しく理解出来たのは良かったが。
キャプチャも多数使われており、操作の説明はたいへん分かりやすい。
後半のサービス運用についてとかセキュリティあたりは参考になった。
IAM 周りが詳しく書かれていて良かった。侵入テストのやり方あたりもほうほうと読めた。
ただ読み終わってみて思うに、この本のタイトルはちょっと違うんじゃないかなあと感じた。
当初は EC2 や S3 等使えるのは当たり前、オートスケールもがんがんやって既に AWS 上でサービス運用やってますって人向けにこんな構築パターンあんな構築パターンあるぜって説明する本かと思っていたけど実際のところ多くは AWS を初めて使う人向けに書かれている印象を受けた。
すべてが初心者向けというわけではないけれど AWS っていうサービスはね、というところから本が始まってだいぶ予想と違った。俺が望んだのはクラウドデザインパターンってほうだったのやもしれぬ。表題だけで勝手に予想したのが悪いんだけど。
そうは言ってもとても分かりやすい本だったので AWS を使いたいと思ってる人にお薦め出来る良い本だと思う。
残念なのは AWS は進化が早いから今しかこの本が通用しないかもしれないということだな。
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継続的デリバリーを読んだ
継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化
- 作者: David Farley,Jez Humble,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/03/14
- メディア: 大型本
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ようやく読み終わった。
コミットからビルド、テスト、デプロイまでのパイプラインをとにかく自動化しろと言われる本だった。
意識高い本だったから意識高めて頑張って実務に活かしたいですね。
良い本なのでお勧めです。
Serverspec 本を読んだ
- 作者: 宮下剛輔
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んだ。Serverspec 使う機会が多くなってきたからほうほうと読めた。
mizzy さん、プロジェクトに対してめっちゃストイックですごい。